語学は脳の記憶と筋肉運動が1つになって起こる融合傑作
さて、まずは語学習得のメカニズムについて、私なりの見解を書いてみたいと思います。
語学を学ぶ時に、必ず話題に上がってくることが「ライティング」「スピーキング」「リスニング」「リーディング」のどれが大事か、またどれを優先的に勉強していくのがいいのか、というところだと思います。
この問題について考えていく前に、まず「語学とは何か?」について考えてみましょう。
皆さんは語学を習得するということを考える時、どういうイメージを持ちますか?
外国語がペラペラ話せる、宇宙語にしか聞こえない外人の言葉が母国語のように聞き取れる、手紙(ちょっと古い?今ではメールですね)で外人とやり取りができる、外国の小説、論文、資料などがスラスラ読める、などなどですかね。
そう、上記のものはつまり「ライティング」「スピーキング」「リスニング」「リーディング」の事になるんですが、
「なんだよ、結局どれも大事ってことかよ。」
ってツッコミを入れる前にちょっと聞いてみて下さい。
これらには共通していることがあります。それは
「脳で記憶し、体を使う」
ということです。
「なんだ、そんな事当たり前じゃない」と思われるかもしれませんが、
これ、とても重要な事なんです。
もう一度同じ質問になりますが、皆さんは語学を習得するといった時にどんなイメージを持っていますか?
多くの人はこのようなイメージが多いのではないかと思います。
「外国語を覚えて、話せるようになりたい」
そうです。確かに間違っていません。ここでは「スピーキング」ということに焦点を当てて話しますが、ここに日本の外国語教育の落とし穴があります。
この文章、文としては間違っていないのですが、「お・ぼ・え・て」の部分が物凄い強調されているのです。
さて、今日の最も大事な部分です。皆さん、しっかり記憶して下さい。
語学は「覚えたら話せる」ものではないのです。
上で話したことを思い出して下さい。
「ライティング」にしても「スピーキング」にしても「リスニング」にしても「リーディング」にしても共通するのは
「脳で記憶し、体を使う」ということでした。
つまり、脳で記憶することと、体を使うということは「別のもの」だということです。
覚えること、大事です。しかし、その脳に記憶したものを「書きだすのは手」であり、「話すのは口」であり、「聞くのは耳」であり、「読むのは目、音読なら目と口」だということです。
話をまとめます。
語学習得のメカニズム、それは「脳に記憶させる作業」と「体の各部位を動かせるようにする訓練(筋肉運動)」の融合であり、それぞれの訓練が必要だということです。
「語学は脳の記憶と筋肉運動が1つになって起こる融合傑作」
この話はここまでで、次回は脳の記憶と筋肉運動それぞれについて、詳しく見ていきたいと思います。
語学の習得で壁にぶつかっているあなたへ。
当ブログに訪問して頂き、ありがとうございます。
このブログに訪れてくださったあなたは、何かしら語学習得をしていく上で壁にぶつかっているのだろうと思います。
「まぁ、語楽堂」は、管理者まぁが、韓国語をはじめ、英語、中国語を習得してくる中で様々に研究し、見い出してきた「語学習得の原理と方法論」を書き綴っていく事で、少しでも語学習得の壁にぶつかっている人達の「助け舟」になれたらと思って始めました。
ネット上でも語学に関する情報は様々にありますし、その方法論も、十人十色ですが、語学習得のメカニズムと具体的な方法をわかりやすく、かつ体系立ててまとめてくれているサイトはあまりないと感じています。
「だったら自分が作ってしまえ」と思ったのが今日という日でした。
順番が前後してしまいますが、私もはじめに習得した韓国語を話せるようになるまで、実は8年かかっています。巷ではよく「60日でペラペラ話せるようになる」とか「聞いてるだけで話せるようになる」といった宣伝文句を目にしたりしますし、私も色々と手を出してみましたが、今考えるとそれはありえないと思います。(脳の記憶のメカニズムや、日常会話に必要なボキャブラリーの数を考えるだけでも理にかないません。)
とはいえ、私のように8年もかかるものかというと、「そうではない」とも思います。それは、日本で7年間様々な教材や方法を試しながらも、基本的なことさえ話せるようにならなかった私が、1年間の留学経験を経て一気にそれまでの努力が開花した経験から、「短期間で楽して話せるようにはならないが、正しい方法でそれなりの努力をすれば誰でも語学習得の道は開ける」と確信したからです。
英語、中国語に関しては、留学をすることなく、日本での勉強で話せるようになったことは、語学習得を出来るだけ短い期間で成すためには如何に「方法論」が大事かということを決定づけることになりました。
これから語学習得を目指している人、今現在勉強中だがなかなか伸び悩んでいる人も「まぁ、語楽堂」を通じて、語学習得への道のりをもう一度整理するための一助になれたらと思っています。
よろしくお願いします。